【クラフトマンが厳選】DIYギタークラフトで使う必須工具まとめ

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こんにちは、ギタークラフトマンの nek です。

「DIYでギターを作りたいけど、どんな工具を使えばいいのかわからない」という方もいると思いますが、あなたはどうでしょうか。

もしギタークラフトに興味があり、工具選びで悩んでいるのなら、ぜひこの記事を読んでみてください。

もう工具選びで迷うことがなくなりますので!

ここでは、ギタークラフトマンである筆者が厳選したギタークラフトで使う必須道具とそれぞれの用途道具選びのポイントなどをわかりやすく紹介していきます。

 

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ギタークラフトで必須となる工具 10選!

ギタークラフトは主に木工作業なので、木工に適した工具を挙げていきます。

木工では材の「切断」や「掘削」、「研磨」など多くの作業が求められ、それぞれ一つの作業に特化した工具がたくさんあります。

その中でもギタークラフトで必須となる工具を10種類 厳選して紹介していきます!

1. 鋸(ノコギリ):大まかな形の切り出しに使用

言わずとも知れた木材を切断する工具です。

大まかな形を切り出すための工具で、ギタークラフトではボディやネックのアウトラインの切り出しに使います。

種類がたくさんありますが、「バンドソー」や「糸鋸」などはギタークラフトでも大活躍です。

2. 鉋(カンナ):平面出しの工程で必要

こちらも有名な木工道具。

木材の表面を削ってきれいになめらかにする工具です。

平面を出すのに最適な「平鉋」や複雑な局面にも対応できる「南京鉋」などは、ギタークラフトでも切り出した材の表面をきれいに整える事ができるため重宝します。

3. サンドペーパー(紙ヤスリ):生地調整・磨きで活躍

木材研磨といえばこれ!

#150→#240→#320→#600→#800→#1000→#1500 と番手を上げて傷を細かくすることですべすべの面になります。

木工の最終的な成形、トップコート塗装後の「水研ぎ」という鏡面を出すための研磨作業でも使われます。

4. ヤスリ:ナット・フレット加工で使用

鉄工ヤスリもギター作るのに使うんです!

紙やすりよりも早く削って形を出したいときに使います。

主にナットの成形グリップ成形時の微調整フレットサイド処理などに使います。

ヤスリは使っているとだんだん「目詰まり」したり研磨力が落ちて削れなくなってきます。

ほとんど削れなくなあたらそのヤスリの寿命。鉄製も紙もヤスリは消耗品なのです。

5. スクレーパー:面取り・平面出しに使用

カンナより細かく、ヤスリより早く傷つけずに削りたいときに使います。

角の面取りちょっとした出っ張りを平面にするなど、細かく削りたい作業はこれを使えば手っ取り早いです。

便利ですがとても錆びやすいのが難点ですね~。

6. ノミ:多くの成形作業で活躍

これはギタークラフトでも特にアコギ製作でよく使う工具で、大胆な加工と繊細な加工の使い分けができるすぐれもの。

縁などの角を出したいとき溝の加工「ブレーシング」の加工にもこれを使います。

叩きノミ、仕上げのみ、丸ノミなど種類も豊富です。

7. ボール盤:ペグ穴・ビス穴あけに使用

直角に穴を空けたいときに使う機械です。

空けたい穴の経に合わせてドリル刃を変えて使用でき、穴の深さも自由に設定できるので、これを使えるなら迷わず使いたいところ。

主にペグや配線パーツ(ポット)を取り付ける際に使います。

8. ハンドドリル:長い配線穴をあけられる

ボール盤ではできない複雑な面や、大きさの問題でボール盤を使用できない場合の穴あけ加工に使う片手で使えるドリルです。

ボディ内部の配線穴や細かいビス穴、エンドピンなどのパーツを組み込む際に役立ちます。

9. トリマー/ルーター:溝・ザグリ加工で使用

高速回転する刃でを掘ったり段差を作ったりと様々な加工ができる小型の掘削機。

トラスロッド仕込みの溝掘りピックアップ・配線系パーツを組み込むザグリ加工ではぜひ使いたい工具です。

10. クランプ:作業効率と安全性がアップ!

材を固定する道具です。

なにか作業をする際は必ずと言っていいくらい使います。

加工している最中に材がズレてしまうと間違ったところを削ってしまったり、なにより危険なので、必ず固定して作業しましょう!

また指板やネックなど、ボンドで接着する際にはクランプできつめに締めることで接着精度が上がるのでギタークラフトでは本当にないと困る一品です。

 

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工具選びで ここだけは抑えておきたい 3つのポイント

上ではギタークラフトで絶対にあったほうがいい工具を紹介しましたが、今度は工具を自分で選ぶときの基準となるポイントを紹介します。

ポイント1. 作業効率

どの工具を使えば安全に・精密に・早く作業をこなせるのかということを考えましょう。

工具にはそれぞれ適材適所が存在するのでそこを意識すると選びやすいかもしれません。

時には本来は別の用途で使う物がその作業にうってつけの道具になったりもします。

ギタークラフトで例えば、フレットサイドの角を丸める際に「カーブのついた爪磨き用のヤスリ」が一番効率よく作業できるのです。爪用のヤスリも金属に使えるんですよ。

「使えるものはなんでも使ってみる」

という考え方も大切です。

ポイント2. 耐久性

一度きりしか使えないものはコスパ的にもよくありませんよね。

1つの作業で何度も道具を変えると作業効率が悪くなります。

特にヤスリ系は長持ちするものがいいですね。
私の場合「KOVAX-tolecut」というちょっと良い紙ヤスリを使ってみたところ、本来は#800・#1000・#1500と番手を上げ、合計約5枚ものペーパーを消費ながら研磨する作業が、これだと#1200のたった1枚だけで目詰まりすることもなく研磨力を落とさずに作業を終えることができました。

こういった違いは実際に使ってみないとわからないでしょうけど、やはり値段である程度「モノの寿命」というのが決まっている感じはあります。

ポイント3. 使いやすさ

最後はやっぱり「使いやすさ」です。

これは作業効率にも大きく関わり、安全に作業するためにも大事なポイントとなります。

自分の手に合う「サイズ」「重さ」「品質」のものを選びましょう。

まとめ

ギタークラフトには様々な作業工程があり、作業ごとに使う工具を選びます。

  • 切り出し→ノコギリ
  • 表面を少しずつ削る→ヤスリスクレーパーなど
  • 大胆な加工→ノミ小刀
  • 穴あけ→ボール盤ハンドドリル
  • 溝加工→ルータートリマー
  • 研磨→サンドペーパー

といったように工具それぞれのメリット・デメリット、特性を理解し、どの工具を使えば「効率よく・安全に」その作業ができるのか。

これを第一に考えましょう!

この視点を持てば、どのシチュエーションでどの工具を使えばいいのかがわかるだけでなく、本来の使い道とは異なる物でもピンポイントで役に立つ便利道具にすることができます!

このポイントを抑えて、あなたもぜひDIYでギターを作ってみましょう!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは、よいクラフトライフを!

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