【初心者向け】クラフトマン直伝!オリジナルエレキギターの簡単な作り方!

こんにちは、ギタークラフトマンのnek です。

突然ですが、自分でデザインしたオリジナルギター、形にしたいと思いませんか?

実はそれ、意外と簡単に作れちゃうんですよ!

こんな人は是非このブログを活用してみてください!↓

  • ギター作りには興味あるけど、難しそう…
  • ギタークラフトの学校行ってみたいけど…
  • ギター大好き!音にはトコトンこだわりたい!
  • DIYで楽器作ってみたい
  • ほしいギター高くて買えない… …そうだ、買えないのなら自分で作っちゃおう!笑

ということで、ここでは知識ゼロの人でも簡単に作れる本格的なギターの作り方の手順を紹介していきます。

筆者が通っているギタークラフト&リペア専門学校で学んでいることの一部を提供していくので、安心して作業出来る内容です。

また、分からないところは「お問い合わせ」で質問していただければ、できるだけ分かりやすく説明させていただきます。

それでは、早速作る準備をしていきましょう!

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オリジナルのギターも簡単! 作り方 13の手順

成形加工を終えたボディ

仕様・パーツ決め

最初に作るギターの「スケール」「ジョイント方法」「使用木材」「ピックアップ(以下PU)など取り付けるパーツ」などの仕様を決めていきましょう。

スケール・フレット数を決める

まずはスケールを決めましょう。

スケールとは弦の支点であるナット(0フレット)からブリッジ(サドル)までの長さのことを指します。

ちなみに12フレットの位置がスケールの真ん中になります。

主流なスケールは3つ

  • レギュラー(FENDER)スケール 648mm
  • ミディアム(GIBSON)スケール 628mm
  • ショートスケール 609mm

レギュラーとミディアムが特に一般的で、筆者も上記3つのどれかで作ることをおすすめします。

上記以外のスケールだと、フレット位置の計算が難しくなるので。

スケールを決めたら、何フレットまで付けるか決めましょう。

これで指板の長さが決まります。

ジョイント方法・ヘッド・ペグを決める

ネックとボディの接合部をどのようにするか決めましょう。

以下の3つの方法から選んでください。

  • デタッチャブル・ジョイント(モデル例:Fender stratocasterなど)
    「ボルトオン」ともいわれる、ネジで固定する方法です。
  • スルーネック・ジョイント(モデル例:Gibson Firebirdなど)
    ヘッドからボディエンドにかけて「スルー材」として一本の木でつながっているギターです。ボディはスルー材の左右に「ウイング材」を接着することでギターの形状を作ります。
    グリップ(ハイポジション)の大胆な加工が可能。
  • セットネック・ジョイント(モデル例:Gibson Les Paul specialなど)
    ボンドで接着する方法。

ここで、ヘッドも決めてしまいましょう。

  • Gibson系の角度付きネック
  • Fender系の並行段ネック

そして、ペグが片方に6個並んで付いてる「片連」か、左右両側に3個ずつの「両連」のどちらかです。

使用木材を決める

次は材料です。

ギターは知っての通りボディ材・ネック材ともに木材を使うのが一般的ですよね。

使用する木材の種類によって、ギターの持つ音の特徴がある程度決まります。こういった音の違いを実験的に体感出来るのが、ギタークラフトの醍醐味です!

使用される木材では「マホガニー」「メイプル」「ローズウッド」「エボニー」「スプルース」「アルダー」「アッシュ」「ポプラ」「バスウッド」などが多いですね。

あなたが実際に作るとき、「どの木材を使えばいいかわからない!」という場合、まずは王道のストラト・テレキャス・レスポールスペシャルなど、既存のモデルと同じ組み合わせで作ると良いです。

もちろん、ホームセンターなどで好みの木材を使ってみても面白いと思いますよ!

また、木材を使うからには作業は主に木工作業となるので、木工用アイテムを揃えましょう。

パーツを決める

取り付けるパーツを決めましょう。

こちらも特にこだわりがなければ、既存のギターのパーツを真似すると良いです。

PU・エスカッション・ブリッジ・ナット・ペグ・テンションピン・コントロールノブ・ジャックプレート・エンドピン・ピックガードなど、取り付けるものを決めましょう。

エレキギターで必須となるパーツは

  • トラスロッド
  • ペグ・ペグポスト
  • フレット
  • ナット
  • PU
  • ブリッジ
  • ジャック・ジャックプレート
  • エンドピン・ストラップピン

などです。

デザインはシンプルに

デザインは当然シンプルな方が作るのが簡単です。

レスポール・スタンダードなどのアーチドトップ(表面が膨らんだ形のギター)と呼ばれるものは加工が困難で多くの手間がかかります。

逆にレスポールスペシャルなどのようなフラットトップ(表面が平らのギター)のほうが簡単なので最初はこちらをおすすめします。

また、ストラト・テレキャス・レスポール系などのように、ボディ外周やジョイント部はなるべく緩やかに滑らかなデザインであれば作業が楽になります。

(ギザギザした様な角や隅の角度が鋭角だと作業がこりゃまた面倒くさいのなんの)

製品をよく見ると、「SG」や「モッキンバード」など尖っているように見えるギターも実はしっかり丸めてあるんですよ。

製図を書く

さて、ギターの仕様が決まったら次は製図です。

ギターの製図は実寸大で書きましょう。

デザインしたギターを実際の完成形をできるだけ細部まで書き記しましょう。

空ける穴の大きさ、深さ、それぞれの部位の寸法なども書くといいです。

手順1: 罫書き

用意したボディ材・ネック材・指板材それぞれに、センターライン外周線加工線など、加工する際に目安となる情報を書き込みます。

直線を書く場合は必ず定規を使いましょう。曲線はマスキングテープのように芯に巻かれたテープ類の丸みを利用したり、分度器自在定規などを使うと書きやすいですよ。

手順2: 切り出し

バンドソーノコギリなどを使って材を切りだし、この段階で大まかな形を出します。

ここでは最終的な形となる実線は絶対に切らないという注意が必要です。

手順3: 成形

小刀エコノミーサンダーサンドペーパーなどで、バンドソーや鋸の粗い切り口をなめらかに整え、最終的な外周線(実線)まで削ります。

経験上、切り出した面から実践まで1mm以上残っていると、手作業での成形はかなりの苦行になってしまうので注意です!

手順4: 穴あけ・ザグリ

穴あけ: ボール盤ハンドドリルで、ボリュームコントロール部やペグの取り付け穴など、パーツを組み込むための穴を開けます。

ザクリ: ルータートリマーノミなどでPUザクリやコントロール部ザグリを加工します。

ザグリとは ボディ材でパーツが組み込まれる部分。材の一部をある程度の深さまで堀り、パーツを組み込むスペースを作る事を言います。

手順5: トラスロッド仕込み

ネックの反りを防ぐ超重要なパーツであるトラスロッド(ロッド)。これをネック内に仕込み、ネックの反りを調節できるようにします。

トリマー専用の治具(ジグ)を使えば簡単に加工できるので、これも用意しましょう。

 

 

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手順6: ネックグリップ荒加工・逆反り平面出し

逆反り平面出しするために、グリップの形をある程度削り出していきます。

逆反り平面出しとは、ネックが完成した際「トラスロッド調整で反りが直せない」という状況を事前に防ぐ作業です。

手順7: 指板加工

フレットの付く位置を計算し、フレットをはめる溝をノコギリなどで切り込みを入れ、玄能でフレットを打ち込んでいく作業です。

必要であれば、ポジションマーク(インレイ)なども仕込みます。

手順8: 接着

ネック材と指板、ネックとボディを接着します。

ボンドはケチらずしっかりつけましょう。適量は全体に指で薄く伸ばしてムラがないくらい。

接着には一日乾燥が必要なので、乾燥期間は他の作業をして作業効率を上げましょう。

角材からだんだんギターの形になってくるとテンションが上りますね!

手順9: ネックグリップ加工

握りやすく、スライドしやすく、見た目もよく、音もいい。これが理想ですね。

グリップに限らず、材を削れば削るほど音の鳴りは悪くなります。

だからといって削らないと弾きにくいし、重いし、すぐ疲れるし、サスティーンが少なすぎるし、と、いいことがなくなってしまいますのでしっかり削りましょう。

目安としては、指板の厚さが6mmの場合、標準で1フレットの位置の厚さが21mm、12フレットの位置で23mmです。

手順10: 生地調整

最終的な木材の成形作業です。この作業でギターの形が決まります。

つまり、打痕や傷跡が残っていると、それがそのまま完成形となってしまいます。

サンドペーパーを使って形を整えていきましょう。

手順11: 塗装

ギターの塗装は着色だけではなく、ヤニ止め、目止め、着色面の基盤作り、着色面の保護、必要なら鏡面加工までやります。

本格感・高級感を出すにはこの作業は必須になります。

手順12: パーツ組み込み

パーツを組み込んでいきます。

  • はんだごてを使った配線(PU・ボリューム・トーン・スイッチ・ジャックなど)
  • ナットの溝切り(弦の視点となる溝をそれぞれの弦の太さで等間隔で切る)
  • ブリッジの取り付け
  • 弦張り

などの作業を行います。

配線できたら実際に音が鳴るか、アンプに繋いで試してみてください。

もし鳴らなかったり、アンプに繋いで電源を入れただけでものすごいノイズが出たりする場合は、配線に問題があります。

この場合は配線のやり直しとなりますが、「どこが悪いのか」を特定してからやり直しましょう。

完成まであと一歩です!

手順13: 最終調整

これが最後の手順となります。

  • ネック反り確認
  • PUボリュームのバランス調整
  • 弦高調整
  • オクターブ調整
  • シンクロナイズド・トレモロブリッジの場合はフローティング調整など

以上の作業を行います。

完成!

しっかり音が鳴って何も問題がなければ、晴れて完成です!

愛機として引き倒すのも良し、インテリアとして部屋に飾るのも良しです。

名前をつけるのもいいですね。

ちなみに筆者は記念すべき一作目のギターに「ヤマダ・パシヒコ」と名付けてやりました。モデルはもちろん「YAMAHA PACIFICA」です。

完成したからと言って放置はよくありません。定期的なメンテナンスを怠らないようにしてくださいね!

まとめ

この記事では、木材選びから一本のギターの完成までの作業の流れを紹介してきました。

ここで紹介している手順は、筆者が通っている専門学校のカリキュラムに取り入れられているもので、

  • 大まかな形を切り出し
  • パーツのための穴や溝を作り、
  • ネックにはトラスロッドを埋め込み
  • フレットを打った指板を接着し、
  • 形を整えネックとボディを接着し、
  • 塗装をしたあとパーツを組み込んで
  • いざ音が出るか確認!ダメなら配線し直して、
  • 音のバランスや弾きやすさを調整して完成。

筆者もこの手順を繰り返し、一本目より二本目、二本目より三本目と精度・熟練度を高めて来ました。

仕様の違うギターを作るたびに新たな発見があり、ギターの音の特徴を理解できるのは本当に尊いことだと筆者は思います。

この記事を読んでいるあなたも是非、自由にこだわりの音を出せるギターを作ってみては?

最後まで読んでいただき ありがとうございました。

それでは、良い音楽ライフを!

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